メルセデスベンツ、SAP S/4HANAとSports One採用、ドライバー健康状態も把握可能に

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SAPは18日、メルセデスベンツEQフォーミュラEチームが、ABB FIAフォーミュラEチャンピオンシップのシーズン6に向けてSAP HANAプラットフォームおよびSAP Sports Oneソリューションを利用すると発表した。

SAP S/4HANA導入でマシン製造を効率化

フォーミュラEカーの製造には複雑なテクノロジーや大量のパーツが必要となる。そこでSAPとメルセデスベンツEQフォーミュラEチームは、SAP S/4HANAを活用した膨大なデータの分析、および製造工程全体の監督を支援する独自のソリューションを開発した。

これにより、チームは製品の調達やサプライヤーの評価、パフォーマンス監督にまでわたる総合的な効率化に成功し、各レースのトラックに集中するための最善の準備が可能になるという。

SAP Sports Oneでドライバーの健康状態が把握可能に

10分の1秒差で勝負が決まるフォーミュラEのようなスポーツでは、ヒューマンパフォーマンスを含むチームパフォーマンスの最適化が極めて重要となる。そこで両社は、SAP Sports Oneの開発と導入を決定。トレーニングやチーム管理、人材開発やメディカルプロセスなど、すべてのスポーツパフォーマンスの管理がデジタル化できるようになるという。

SAP Sports Oneは、さまざまな生体情報を収集してダッシュボードに表示するフィットネストラッカーを利用し、人間のパフォーマンスを管理、監督する機能を有している。チーム専用に調整されたこのソリューションにより、睡眠不足や時差ぼけの判定、水分補給レベルの測定などからドライバーの微妙な健康状態を把握することが可能となる。

未来志向のテクノロジーパートナーシップ

SAPとメルセデスベンツEQフォーミュラEチームは、従来型のマーケティングとテクノロジーパートナーシップを組み合わせて関係を構築している。

メルセデスベンツEQフォーミュラEチームの代表を務めるイアン・ジェームズ氏は、「2018年5月にSAPが私たちの公式ビジネスパフォーマンスパートナーになって以来、このコラボレーションは大成功を収めてきました。2つのビッグブランドが一丸となって革新的なテクノロジーを生み出してきたのです。ABB FIAフォーミュラEチャンピオンシップのシーズン6開幕を機にこのテクノロジーが実戦に投入されると思うと、胸が高鳴ります」と述べている。

メルセデスベンツEQフォーミュラEチームは、2019年11月22日にサウジアラビアのディルイーヤで開催されるシーズンの初戦でデビューする予定だ。

Posted by takebayashi