日本の消費者を知る4つの最新トレンドは?セールスフォース調査

CRMのグローバル市場を牽引するセールスフォース・ドットコムは12日、消費者調査「Connected Shoppers Report」の日本語版をリリースした。本レポートでは、日本の消費者の消費動向や各国の統計などが報告されている。

全世界1万人以上の消費者を対象に調査を実施

Connected Shoppers Reportでは全世界1万人以上の消費者を対象として、ブランド、小売業者、オンライン市場における消費動向など、各種テーマについて切り込んだ報告がなされている。本調査はこれまでセールスフォース・ドットコムが実施した中でも最大規模の消費者調査である。

本調査では、世界20か国以上の消費者に向けて調査を実施しており、日本で得られた501件の調査結果をはじめ、「サイレント/ベビーブーマー世代」「ジェネレーションX世代」「ミレニアル世代」「ジェネレーションZ世代」ら4世代の消費者についても調査を実施。デモグラフィックに関わらず、ベンダーと消費者の関係について深く考察されている。

日本の市場における4つの最新トレンド

セールスフォース・ドットコムのConnected Shoppers Reportでは、日本市場における以下4つの最新トレンドに焦点をあてて報告されている。

(1)小売業者、ブランド、オンライン市場によるウォレットシェア争奪戦

現代において、顧客は常時インターネットに接続された状態にある。そのため、高度にパーソナライズされたエンゲージメントが実現し、買い物という体験自体がこれまでとは異なるものになってきている。いまでは86%の消費者が、小売業者・ブランド・オンライン市場を組み合わせて利用している。

(2)顧客エンゲージメントの遷移によるショッピング活動の変化

現代において買い物という体験は、レジに商品を持っていって終わり、というものではなくなっている。商品についての選定から、比較検討、サービスを受けた後そのブランドのファンになるまでという広範囲の活動として定義されつつある。ますます複雑化する小売環境において、ロイヤリティプログラムのあるブランドからの購入が主流となってきている。

(3)ブランド・小売業者の実店舗から離れたチャネルでの購入接点

デジタルな顧客接点の増加に伴い、世界の消費者は企業とのコミュニケーションに平均8つのチャネルを利用するようになった。日本では、消費者の10%がモバイルウォレット、6%がソーシャルメディア、4%がメッセージアプリという購入手段を利用している。

(4)実店舗での購入体験は依然として中心にあり続ける

eコマースが盛り上がっている現代でも、実店舗での購入体験は依然として顧客にとって中心的な場所であり続けている。消費者のうち81%は新しい商品を見つけたり、品定めをするために今でも実店舗を活用している。消費体験において実店舗が重要な立ち位置にいることに変わりはない。

世代間によって異なる購入手段の選好

サイレント/ベビーブーマー世代は、従来ながらの購買方法にこだわる傾向が強いようである。一方、その他すべての世代においては、モバイルウォレット・メッセージアプリ・ソーシャルメディアなど新しい購買方法を取り入れる傾向が高くなっている。今回の調査において、若年層の消費者が購買力を高めるにつれ、世代間の違いが今後の小売業界における変革の手掛かりを示すでことが明らかとなった。

参考URL:
http://www.salesforce.com/content/dam/web/ja_jp/www/documents/e-books/commerce/salesforce-connected-shoppers-report-third-edition.pdf

Posted by takebayashi