SIerからの転職!ITコンサルか社内SEか?転職先を選ぶポイント

2019年10月8日

SierからSEとして転職する際の主な転職先を紹介

SIerからSEとして転職する際には、主に以下の4つの転職先が考えられます。

  • WEB系IT企業
  • 一般企業の社内SE
  • IT系コンサル企業
  • フリーランス

まず、WEB系IT企業では、SIerとして働いていたころに比べると、「最先端の技術」を使って設計やプログラミングをすることが求められるでしょう。また実務的なことにも影響があり、「言われるがまま作業する」だけでなく、自身で見つけたバグや改良策などを提示し現場を納得させる、アウトプットの能力も必要になってきます。向上心がある方にとくに推奨できる転職先であり、給与も高い傾向にあります。

次に一般企業の社内SEですが、WEB系IT企業より「ネットを使った業務」が少なくなる分、SIerのころと業務内容に大差は出てきません。ですが、SEとSIerでは目指すべきゴールが違うため、意識改革とその分の業務の差異は出てきます。簡単に言えば、SIerは「顧客が要望するシステムを作る」ことがゴールですが、社内SEになると「いかに安定して運用でき企業へ利益をもたらすシステムを作れるのか、そして運用し続けられるのか」がゴールです。仕事内容としては大差はありませんが、目標が違うことを理解して転職する必要があります。

そしてIT系コンサル企業では、SIerとして働いていたころよりも高度な「要件定義」をして橋渡しができるのかが求められます。ITで「できること」と「できないこと」を明確に区別する能力が必要、ということです。たとえば通行量調査で、特定地域の通行量をデータとして蓄積し、可視化することはITで可能です。ですが、カメラも何もない場所の調査だと、人間の目視とカウントで通行量を計測しなければならないため、ITでは不可能になります。たとえカメラがあったとしても、通行人の男女比や年齢層を把握するならITで顔認識のシステムも必要となり、通行量調査のアルバイトを雇うことを考えると、多額の費用を投じる必要があるでしょう。これらも踏まえ、顧客が納得いくシステム案を提供できる能力も必要とされるため、若手よりもベテランのSIer向きの転職先と言えます。

最後にフリーランスですが、これはクラウドソーシングで受注をするケースが増えている業務体系です。個人事業主として働くことになるため、受注件数や請負金額によって収入が不安定になりがちな上に、各種税金対策も自分で行うか税理士に委託する費用が発生するため、デメリットも多いです。ですが、SIerのころよりも1案件の規模が小さいために、複数案件を同時に進行させ依頼主にリピーターとなってもらえれば、定期的に同様の案件が舞い込むチャンスでもあります。たとえば1案件5万円規模でも、ひとつきに10案件こなせば50万円の収入となり、下請けや孫請けSIerの月収をりょうがすることも可能です。能力とコミュニケーション主義であるため、転職にはほかの3つよりも慎重になる必要はあるでしょう。

SIerから転職する際に必要な能力とは?

SIerからSEに転職する際に必要な能力は「スキルアップし続けることへの向上心」と「コミュニケーション能力」この2つです。SIerからSEへ転職を考えているのに、「向上心がない」「コミュニケーションが苦手」といった方だと、転職が失敗であったと後悔もするでしょう。

その理由として、上述した4つの転職先いずれにおいても「向上心」がないとSIerのころと違った業務になじむことができません。また、「コミュニケーション能力が低い」場合には、SE業界に転職する場合のみならず、多くの転職先で、同僚や取引先などと意思疎通を図り、円滑な業務遂行や顧客の満足を得ることが難しくなります。

特に向上心はSIerからSEに転職する際に、重要視されがちです。というのも、SIerとSEは業務内容としては似ている部分もありますが、異なる仕事です。また、ITは日々進歩しており、新しい知識や技術の習得も欠かせません。スキルアップし続けることへの向上心が足りないと、IT技術の進歩についていけず、長い目で見ると転職が失敗に終わりがちです。

転職先の企業を選ぶときに気をつけるべきポイント

SIerからSEに転職しようと考えているのであれば、転職先の企業を慎重に選ばねばなりません。また、転職する前に考えるべきことも残っています。

まず、転職する前に考えるべきこととして、「なぜSEに転職したいのか」を明確にすることです。労働環境が悪かったり、スキルアップがしたかったり、人それぞれ理由が異なるでしょう。ですが、なぜSEにSIerから転職したいのかを考えることで、転職時に受ける面接で聞かれる理由をあらかじめ作ることもでき、「本当に転職すべきなのか」立ち止まって考えることもできます。この「転職する理由」を考えずに転職サイトや転職エージェントに飛びつく方もいますが、理由を出すことが第一条件です。

そしてようやく転職先を選ぶ段階に進めますが、転職先企業を選ぶときに気をつけるべきポイントとして「SEになって何をしたいのか」によって、転職先は変わってきます。たとえば、スキルアップとして新しい情報や技術習得に余念がなく、新しい技術でプログラミングを行いたいと考えるのであれば、WEB系IT企業を選択するといいでしょう。ほかにも、プライベートの時間を守りたいと考えるのであれば、狭き門ではありますが社内SEがおすすめです。このように、自分の成長を想像しながら「SEになって何をしたいのか」を考えると、自分に合った企業が見つかりやすくなるでしょう。

これらを行いつつ転職活動をしますが、転職サイトだけでは心もとないと感じるのであれば、転職エージェントも活用すべきです。転職に向けてサポートをしてくれますので、「この企業に入れば、このようなスキルや経験が身につく」といったことからサポートを求めることも可能です。

転職後の自分を想像してみて、どのようなスキルや経験を積むことができ、自分がやりたいことと剥離した業務にならないか、よく確認しながら転職先を選ぶのがポイントです。

Posted by Motus admin